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へい。矛盾タイトル。

 

はて、さて、

 

仕事場と自宅を往復するだけの毎日の中で、まとまった文章を書く機会が完全に失われてしまっています。

 

そのことを問題に感じて、せめて何か日記のようなものでもいいから書くべきだと考えているのは世界にただ一人自分だけなわけですが少数意見に耳を傾けるのも民主主義では大事なことだから日記のようなものを書きますね。

 

Fumanというアプリをご存知でしょうか。日常で感じた不満などを投稿するだけでお金が貰えるというアプリです。ユーザーが投稿した「不満」はAIにより10点満点で採点され、1点につき1円のお小遣いがもらえる(500pt以上貯めると換金できる)という仕組みで、集まった消費者の不満(=ニーズ)をクライアントの企業に売ることで収益を上げるというシステムらしいです。

 

先日朝の番組で紹介されていたのを見かけて気になってダウンロードしてみました。

 

試しに「ハノイの塔、たった64枚の円盤を移動させるのに5845億年もかかるなんておかしい」と投稿してみたら7ptもらえました。

 

AIくん……大好きだよ……。

 

確かに改めて見るとお手本のようなクレーム構文だしAIくんが騙されるのも道理だなと思いました。

数学が嫌いなので、他にも数学的事実にクレームをつける投稿をしたかったのですがふざけた投稿も普通に通ってしまうということが分かり罪悪感が湧いたので止めておきます。

 

でも、そうなると今度は投稿できることが何もないんですよね。

他人が解決できるような不満なんて一つもないからな。

 

それにしてもこのアプリ、面白いですよね。

不満や愚痴を口にしたり何かを貶したりという、これまで社会にとって悪でしかなかった人間のネガティブな行動も、間にAIをかますことで社会にとってポジティブな影響を与える力に変換できてしまうわけですから。

 

ネガティブな行動をする人たちにポジティブな行動をするよう動機付けて社会的な利益を取り出そうという発想ではなく人間のネガティブな行動はそのままに、その中から価値を掬い出してしまおうという発想なのが痺れますよね。AIを使えばそれが出来てしまうらしい、ということも含めて。

 

このアプリを知って、AIには「玉石混交の中から玉を取り出す」という使い方があるということが分かりました。

このアプリのように人間が思わずやってしまう行動を一か所に集約して価値を生み出すという発想のサービスはこれからも登場してくるかも知れませんね。